今日は旅に出て私が感じている、「英語」というものの存在について書きたいと思います。
海外に行くと必須になる言語。
数多ある言語の中でも、一般的な共通語は英語ですよね?
日本人が海外に行く時に、ネックになるのがこの英語での会話です。
実際に海外を旅していると、日本人が英語が話せないというのは外国の方(観光地など)にとっては周知のようで、現地の人に日本語で話しかけられることもあるかと思います。
正直なところ日本国内で生活する分には、英語を使うことはほとんどの方にとって皆無のことだと思いますし、使わないなら勉強もしないでしょう。
でも、この「英語を使う必要がないという意識、英語への積極性の低さ」が英語力の低さの原因だと思います。
[toc]日本ではできると言われても世界レベルでは通用しません。
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突然ですが、私は日本人の中では英語が出来る部類に入ると思います。
高校で1年間カナダに留学、大学の時はアメリカのDisney Worldで8ヶ月ほどインターンをしておりました。
点数で言えば、TOEIC 900、TOEFL 600、英検は準一級くらいのレベルです。
多分この点数だけを見たら、日本人からしたら君はすごく英語ができるんだね!と思われる方がほとんどでしょう。
しかしながら実際に海外に出てみると、普通の会話はできても政治や経済の話、はたまたスラングを使って話す若者同士の話などはしっかり理解できるかといったらそうではありません。
まず政治・経済などは特殊な単語を覚える必要がありますし、内容についても理解がなければいけません。また、若者が使うスラングなどは毎年新しいフレーズができたりして、全部を覚えきるのはとても大変なのです。
実際に使われている英語の例
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例えば、これは周りの友人がよく使っている言葉ですが
「Hit up」
というものがあります。
言葉の意味からしたら、何か物を打ちあげるの?なんて思います。
でもこの言葉の使い方は
「Hey, let’s hit up the bar tonight!!」
というように、
「今日はバーで飲もうぜー!」
という意味。
「hit up」で〜に行くとか繰り出すって意味になります。
また、
「Hey hit me up later」
だと
「後で連絡してねー!」
という意味。
使うものなどによって色々と変化するんです。
多分こういったものって、学校では教えてくれないと思います。
自分でスラング用のフレーズ集か何かを買って勉強するか、実際に聞いて覚えない限りは、まず理解することができないでしょう。
全ての外国人が英語を話せるわけではない
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ここまで読んでみて、さらに英語を難しく感じた人もいるでしょう。
でも英語が得意ではない方に、いいお知らせもあります。
旅の中で会った外国人たちの中では、全然英語が話せないという人たちももちろんいるんです。
ヨーロッパではイギリスはもちろん、北欧圏の方々はほとんど英語を話せますが、東欧などの方々は英語が話せる人が多くありません。
また、南米や東アジアもしかり。
南米はほとんどスペイン語圏なので、英語を話す人口は多くないです。(宿であったブラジル人もブラジルは英語があまり伝わらないから気をつけてと言っていました。)
これについて何を言いたいのかというと、彼らも日本人も同じ立場なんだよってこと!
彼らが努力して英語を習得しているように、日本人だってしっかり学んでいけば間違いなく上達していくのです。
外国人とつるまない日本人
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旅の中で多くの日本人を見かけます。
そして大概日本人同士でいるんです。それはなぜか?
一番の理由はまさに「英語」です。
言葉が話せない、意思疎通ができないから同じ言語圏の方々と一緒にいるんですね。
もちろん、長い間海外にいると日本語を話したくなることもありますが、ずっと日本人同士でいる人たちの割合が多いような気がします。(確かに意図せず日本人と出会ったりすると、嬉しいのは間違いないんですけどね!)
でも先ほどもお伝えした通り、外国人だって英語が得意ではない人が大勢いるんです。
僕は自分が英語が得意でないなら、まずこういった人と話せばいいのに、一緒に行動すればいいのにと思います。
きっと日本人からすると外国人の顔立ちというのは似通っていて、外国人という一括りですでに話すこと、一緒に遊ぶことを諦めているんじゃないでしょうか。
でもまずは話しかけてみること、これがないと相手がどういった人なのかもわかりません。
一言、
「Hey, how’s going?」
と話しかけてみることをしてみてください。
ブロークンイングリッシュでも大丈夫
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でも
話が続かない
文法を間違えるのが恥ずかしい
上手く発音できない
なんて思っている人もいるんじゃないでしょうか?
都内で遊んでいる方々、思い出してください。
六本木のアフリカ人キャッチたちは完璧な英語を話していますか?
間違いなく、彼らの中に完璧な英語を話す方はほとんどいないと思います。
正直、多くの外国人の英語はブロークンな場合も多いです。
私自身だって、よく主語と動詞を入れ違えて話したり、言葉を間違いたりしています。
そして、いくら間違えたって自分の英語を馬鹿にされたことなんてありません。
私が今一緒に旅をしているのは、ケンブリッジの大学院に進学予定のハンガリー人です。
彼は完璧な英語を話しますし、めちゃくちゃ難しい内容の話をポンポン会話の中に放り込んできます。
もちろん理解できないことが多いですし、その都度それは何?と聞きます。
彼の話すスピードに比べたら、私のスピードは何分の1です。
それでも、私が何か話そうとするとしっかりと聞いてくれます。
自分が英語が上手くないなんて、話すことへの心配になんて全くならないし、話さないことの言い訳にならないんですよ。
ブロークンでも話せる人が多くなれば、その次の世代の英語習得者が多くなるのではないか?
私は会話をする程度なら、ブロークンなイングリッシュでも全然構わないと思います。
冒頭でもお伝えしましたが、日本の尺度で英語を勉強をし、ある程度の成績を収めても、それが完璧とは限りません。
言葉の場合、本当にネイティブのように話せるようになるのは、本当に多くの時間をその言語の中に自分を置くほかありません。もちろん置くだけでなく使用することも。
でも会話をする、意思を伝えるという点だけを考えるのであれば、文法なんか多少間違っていても問題はないでしょう。
まずは日本人の中で、ブロークンでも英語を話せる人の割合が増えてくれることを願います。
その割合が増えることで、そういった人々の子供など次の世代に、英語を伝えたいと思う人が多くなるのではないでしょうか?
まずは間違ってもいいから英語を話すことが何より大切です。