世界一周における予防接種とは?
世界一周をする上で、必ず必要になるのが海外保険と予防接種!
海外の多くの国では、食べ物・動物・水などから病気に感染する可能性があります。
ちなみに感染すると致死率が100%という恐ろしい病気も。。。
また渡航したい国によっては、先に予防摂取を済ませておかないと入国できない国もあるんです。
例えば、アフリカの熱帯地域や南米の熱帯地域の国々では黄熱病の予防摂取を予め済ませておかなければいけません。
どの予防接種を受ければ良いのか?
予防摂取にも種類があり、ものによっては2〜3回ほど期間をおいて接種をしなければいけないものがあります。そのため、長期間の渡航を計画している人は、出発の3〜4ヶ月ほど前から準備をすすめていく必要があります!
ではどの予防接種を受ければいいのか?というと、それは人それぞれ異なります。
渡航場所や目的によって、受けるべきワクチンが異なるからです。
ただ、一般的に世界一周旅行者が受けているワクチンというと
「黄熱」「A型肝炎」「B型肝炎」「破傷風」「狂犬病」「ポリオ」「日本脳炎」の7種類となるようです。
厚生労働省のFORTHによる各病気の説明によると
破傷風
破傷風菌は世界中の土壌の至る所に存在し、日本でも毎年患者が発生しています。破傷風は傷口から感染するので、冒険旅行などで怪我をする可能性の高い人におすすめするワクチンです。特に、途上国では、けがをしやすく、命に関わることもあるので、接種を検討してください。
破傷風ワクチンは1968年(昭和43年)から始まった3種混合ワクチン(ジフテリア、破傷風、百日せき)に含まれていますので、定期予防接種で破傷風・ジフテリアワクチンを12歳の時に受けていれば、20代前半位までは免疫がありますので、接種は不要です。その後は、1回の追加接種で10年間有効な免疫がつきます。A型肝炎
A型肝炎は食べ物から感染する病気で、アジア、アフリカ、中南米に広く存在します。発症すると倦怠感が強くなり、重症になると1か月以上の入院が必要となる場合があります。途上国に中・長期(1か月以上)滞在する人におすすめするワクチンです。特に60歳以下の人は抗体保有率が低いため、接種をおすすめします。
ワクチンは2~4週間隔で2回接種します。6か月以上滞在するのであれば6か月目にもう1回接種すると約5年間効果が続くとされています。狂犬病
狂犬病は、発病すればほぼ100%が死亡する病気です。海外では、オセアニアなど一部を除きイヌだけでなくキツネ、アライグマ、コウモリなどの動物に咬まれることによって感染する危険性が高く、長期滞在、研究者など動物と直接接触し感染の機会の多い場合や、奥地・秘境などへの渡航ですぐに医療機関にかかることができない人におすすめするワクチンです。
ワクチンは4週間隔で2回接種し、さらに6か月から12か月後に3回目を接種します。3回のワクチン接種後、6か月以内に咬まれた場合には0日(咬まれた日)、3日の2回の接種が必要です。また、6か月経過後に咬まれた場合には0日、3日、7日、14日、30日、90日の6回のワクチン接種が必要です。日本脳炎
日本脳炎は、日本脳炎ウイルスを保有する蚊に刺されることによって起こる重篤な急性脳炎で、死亡率が高く、後遺症を残すことも多い病気です。
流行地(東アジア、南アジア、東南アジア)へ行く人におすすめするワクチンです。ワクチンは1~4週間間隔で2回接種し、1年後追加接種を1回します(基礎免疫が完了)。基礎免疫の完了後は、1回の接種で4~5年間有効な免疫がつきます。B型肝炎
以前は輸血や医療従事者の注射針による針刺し事故など血液を介した感染が問題とされていましたが、現在ではB型肝炎(活動期)の母親から生まれる新生児期を中心とした感染と、思春期以降の性行為(唾液や体液の濃厚接触)を通じた感染の2つが主な原因となっています。
一般に健康な(免疫不全でない)成人の感染では、ほとんどが一過性感染で、急性肝炎の経過をとるものと不顕性感染となるものがあり、いずれも終生免疫を得ます。一過性感染例では劇症化して死亡する例(約2%)を除くと、ほとんどの場合は、およそ3か月で肝機能が正常化し、治ります。
ワクチンは4週間間隔で2回接種し、さらに、20~24週間後に1回接種します。ポリオ(急性灰白髄炎)
ポリオはポリオウイルスによって、急性の麻痺が起こる病気です。
ポリオが流行しているアフガニスタン、ナイジェリア、パキスタンのほか、ポリオが発生している国に渡航する人は追加接種を検討してください。WHOでは、患者が発生している国に渡航する場合には、以前にポリオの予防接種を受けていても、渡航前に追加の接種をすすめています。特に、1975年(昭和50年)から1977年(昭和52年)生まれの人は、ポリオに対する免疫が低いことがわかっていますので、海外に渡航する場合は、渡航先が流行国でなくても、渡航前の追加接種を検討してください。黄熱
黄熱は蚊によって媒介されるウイルス性の感染症で、致死率は5~10%ですが、流行時や免疫をもたない渡航者などでは、60%以上に達するという報告もあります。アフリカや南米の熱帯地域に渡航する人におすすめするワクチンです。黄熱予防接種証明書を入国時に要求する国や、乗り継ぎの時に要求する国もありますので、検疫所で確認して下さい。黄熱予防接種証明書は接種後10日目から10年間有効です。
この中で私が選んだワクチンは、「黄熱」「A型肝炎」「破傷風」「日本脳炎」「狂犬病」「ポリオ」の6種類を選びました。
この中でも狂犬病なんかは、発症したら100%に近い確率で死んでしまうらしい。。。
日本ではこんな可愛い柴犬がご主人と一緒に歩いておりますが、
海外には、こんな野犬たちがいたるところにいますからね。
うっかり噛まれて死にましたでは、冗談じゃありません。
予防接種にはいくらかかるのか?
ただでさえ、お金を節約しなければいけない世界一周トラベラー。
この予防接種をできるだけ安く済ませられるかという部分はとても大事だったりします。
では実際いくらかかるのか?というと
*world travelersさんより抜粋
私が受けるべき6種類×回数分を日本で受けるとなると約9万円!(めちゃ高い!)
そしてそれをタイで受けるとなんと約2万円!(全然違うけど大丈夫なのか?笑)
これはもうタイで受けるしかない!ということで、タイ(複数回)と日本での(1回)の通院に分けて予防接種を受けることにしました。
一般的に考えたら日本で先にいくつかの種類を接種して、残りをタイで済ますという考え方がいいかと思いますが、私は世界一周の目的である日本人インタビューの練習も兼ねてタイに行く決断をしました。
タイでの9月10日〜18日の滞在でまずいくつか接種、(狂犬病を二回目まで終わらせることが一番の目的。)そして日本に帰ってきて残りを終わらせるという計画です。
(追記)
世界一周のおける予防接種に関しては、いろんな方が情報をブログにあげられています。
ただ薬の種類が変更になったり、新しいワクチンが日本で使えるようになったりところころと情報が変わりますのでご注意ください。
ちなみに私が参考にした情報としては、
のお二つを主に参考にさせて頂きました。
予防接種を受けた時のものをまとめた記事はこちら!
タイでのスネークファーム(赤十字病院)までの行き方や、タイと日本でそれぞれ予防接種を受けた合計金額についても記載しています!