皆さん、メリークリスマス!旅するフリーランスの太郎(@taro8138)です!
今日は12/25、クリスマスですね!
皆さんはどんなクリスマスをお過ごしですか?家族と、カップル同士、もしかしたら一人で過ごしている人もいるかもしれません。
今僕は海外に住んでいるのですが、海外におけるクリスマスというのは、家族の行事なんです。家族が集まって一緒に教会のミサへ行き、クリスマスを祝うんですね。
ただ、なぜか日本においてのクリスマスというのは、恋人と過ごす日という風にイメージがついています。でも世界的に見たら恋人とクリスマスを過ごすというのはとてもマイナーなことなんです。ちょっと変わっている日本人のクリスマス、いつからクリスマス=恋人同士の日となってしまったんでしょうか?
ちょっと気になってしまったので、日本のクリスマスについて調べてみました!
日本におけるクリスマスの始まり
日本におけるクリスマスの始まりは、1,500年代まで遡るんだそう。
当時、現在の山口県に来日していたカトリック教会の宣教師が、日本人信徒と一緒にクリスマスを祝ったのが日本におけるクリスマスの始まりだそう。また長崎の出島に出入りしていたオランダ商人たちが、自分たちだけでお祝いをしていたという記録も残っているそうです。
そして本格的にクリスマスが日本人に受け入れられたのは、それから数百年後の明治時代からとなります。その頃に百貨店などのクリスマス商戦が始まったことから、多くの日本人にクリスマス=お買い物というイメージが定着しました。
その後大正・昭和と時代が流れていくのですが、昭和2年に大正天皇祭として12/25が国民の休日となったそうです。(昭和23年に廃止)この時に12/25が国民の祝日と認知されたことで、クリスマスというお祭りは一気に日本人の中で定着していきます。
そして時代は平成へと流れていく中でクリスマスはより一層定着し、クリスマスツリーを飾ったりやクリスマスケーキを食べるということが、日本での当たり前となっていったのでした。
日本のクリスマス=恋人と過ごす日はなぜなのか?
1980年代までは、日本におけるクリスマスというのは「恋人と過ごすもの」というよりかは「友人とのパーティー」のイメージが強かったそうです。しかしながらこの時期に当時のメディアが「クリスマス=恋人と過ごす日」といったイメージを定着させたことがきっかけとされています。
例えば当時の「an・an」では「今夜こそ彼の心(ハート)を捕まえる」といったクリスマス特集がされたり
参照:http://magazineworld.jp/anan/
松任谷由実は「恋人はサンタクロース」をリリースし、これが大ヒットしました。
恋人がサンタクロース
結論から言ってしまえば、日本における「クリスマス=恋人と過ごす日」というのは各メディアによるイメージ操作ということになるんでしょう。
「クリスマス=恋人と過ごさなければいけない」わけではなかった
ここまでくると大体わかるのですが、日本における「クリスマス=恋人と過ごす日」というのは、そのイメージがこの30年で定着してしまっただけというのが答えのようです。
確かに企業(メーカー・小売・飲食・宿泊など)からしてみれば素晴らしい商品の販売機会となるし、そんな素晴らしい機会を逃すわけにはいかないのでクリスマスの広告費を惜しんだりはしませんよね。
日本人のクリスマスに対するイメージというのは、結局のところ企業が作ってきたものということだったんです。
何が言いたいかと言いますと、
「クリぼっち」などと凹んでいる皆さん
今日、恋人や異性とクリスマスというイベントを過ごせなくても
そんなのは大したことじゃないということを分かってくださいね!
最後に異性とクリスマスを過ごしたのなんて、とうの昔のことである筆者の私がお送りしました。
それでは、皆さんメリークリスマス!良い夜をお過ごし下さいー!
(来年は彼女と過ごしたーい!!!!)