こんにちは!
学生時代に一度映画業界を目指したことがある、旅するフリーランサーの太郎(@taro8138)です。
ついに観てきました、話題の映画「君の名は。」
先日観た「シンゴジラ」も相当良かったんですが、この「君の名は。」はさらに良かった。
君の名は。大切な記憶がどんどん消えていってしまう切なさや、そんな中でももがいて一瞬だけでも繋がろうとする姿は確かに感動的だけど(なんとなくバタフライエフェクトとメメントを思い出した)、言ってしまえば文通相手の音信が途絶えたみたいなもので、良くも悪くもそれはトキメキでしかないのでは
— ベンジャミンミン (@benjamingming) 2016年9月6日
今シーズンは映画の豊作期ですね!
実は新海誠作品を観たのは初めてだったんですが、正直作品にめちゃくちゃ引きこまれまして一気にファンとなってしまいました!
そして、新海誠作品の醍醐味でもある男女の恋愛。
この「君の名は。」でもとても重要な役割を担っています。
「こんな恋愛をしてみたい!」だなんて、この作品を観た多くの人がそう思ったんではないでしょうか。
「こんな恋愛をしてみたいと思うならば、してみればいいじゃないか!! 」
ということで、この記事ではどうやったら映画「君の名は。」のような恋愛ができるのかを考えてみたいと思います。
(この記事はネタバレ要素も含みますので、これからこの映画を観るといった方は、ここで閲覧をやめておきましょう)
「君の名は。」のような「純」恋愛に必要な要素とは
会ったことがない相手に恋い焦がれるという「純」恋愛が、この「君の名は。」の物語中では展開されています。
ではその恋愛の要素がどういったものなのかといったものを考えた時に、僕の中では以下の要素が浮かび上がりました。
・都会と田舎というような距離感を保つ
・連絡はメールのみで電話はしてないけない
・簡単に会ってはいけない
・男性は女性のピンチを救ってあげる
・数年後に偶然再会する
ではこの要素がなぜ「君の名は。」での「純」恋愛に結びつくのか、これより解説していきたいと思います。
都会と田舎というような距離間を保つ
本作に登場するメインキャラクターの二人、瀧と三葉はそれぞれ瀧は東京、三葉は岐阜県飛騨市と遠く離れた場所で暮らしています。
二人がお互いの入れ替わりにて、それぞれの全く違った生活を楽しんでいるように、恋愛する二人は都会と田舎というようなそれぞれ住んでいる場所での距離間を保つべきなんです。
二人が異なった環境で生活をしているからこそ、相手のことに興味が湧き、相手のことをさらに知りたいと思うようになります。
お互いが全く違う環境にいればいるほど、自分が知らない場所や言葉、その土地の雰囲気などが気になってくるのです。
ちなみに東京-飛騨間は電車にて約4時間ほどの距離。
そのため、移動時間が最低でも電車にて4時間はかかるところから候補を選ぶことをおすすめいたします!
連絡はメールのみで電話はしてはいけない
二人は入れ替わりをした日のことを日記やノートに記すという形でお互いのことを知り、会話といった形にしています。
そこには電話をするといった肉体的な直接コミュニケーションはなく(ストーリーの内容的にも電話はできない)、相手が書き残したもののみが情報源となっています。
ここで肉体的な直接的なコミュニケーションがないためにそれぞれの距離も相俟って、お互いの声が聞いてみたいだとか、相手に会ってみたいなどといったさらなる興味を駆り立てられるわけになるのではないでしょうか。
だからこそなるべく連絡は直接的なものにしてはいけないし(メールの機械的要素はOK)、まさに電話などは絶対にしてはいけないんだと思います。
簡単に会ってはいけない
入れ替わりによってそれぞれの生活を知ることができるわけですが、二人はお互いに会えない生活が続きます。
高校生といった年代で、片道4時間もかかるほどの離れた距離に住んでいることも大きな理由にはなるのですが、色々な理由があって物語の中で二人は全く会えません。
「会えない時間が愛を育てるのさ」なんてよく言ったものですが、この二人の場合もまさにその通りでしょう。
最後に本当に大変な困難を乗り越えて二人が出会えたからこそ、この映画を観た人たちも幸せな気持ちになったと思います。
だからこそ連絡を取り合っている最中は、会いたくなっても簡単に会ってはいけないのです。
男性は女性のピンチを救ってあげる
この映画のクライマックスでもある、三葉をどうにか救おうと瀧が我武者羅にもがくシーン。
やはり男の子は女の子のピンチを救ってあげなければいけないのです。
ただ、映画のような「町が壊滅するほどの大災害から三葉を含めた町民を救う」といった壮大すぎるピンチはなかなか有りえないもののため、彼女が困っている場面でさっと助けてあげるといったものが「現実的に彼女をピンチから救う」というものなのかもしれません。
ちなみに映画のシナリオに沿えば、彼女のピンチの時にはお互いに会うことが許されるのは必然と思われます。
数年後に偶然再会する
最後の最後に観客たちの涙腺を崩壊させたのがこのシーン。
三葉のピンチを救った数年後に、瀧と三葉が東京にて偶然再会します。
お互いに相手のことをちゃんと覚えていたわけではないのに、顔を見ただけでなんだか気になってしまう。
それはやはり相手に対する思い入れや、心のそこのどこかで「あの人に会いたい」といった気持ちがあったからというもの。
連絡を取り合っている時だけ盛り上がっても、その数年後にはその時の相手のことなんて忘れてしまっていることの方がほとんどです。
だからこそ、時間が経ってもそれでもまた会いたいと思えて、偶然道端で再会してしまうような引き合わせの力をもっていることが必要なんだと思います。
難易度が高すぎるからこそ、人は憧れる
いかがでしたでしょうか。
「君の名は。」のような「純」恋愛をするための方法を5つほど考えてみました。
なんだかあまりにも難易度が高すぎて、本当にこんな恋愛ができるのだろうかと、文章を書いている自分でも心配になりました。
しかしながら、この映画がここまで多くの人に支持されている理由としては、普通なら絶対に無理であろう障害を乗り越えた二人の話だからこそ、観客たちの心が打たれたのでしょう。
「君の名は。」のような「純」恋愛、こういった気持ちは遠く昔に忘れてきてしまったような気がします。
これが大人になるってことなんですかね。
ちなみに僕は普通に恋愛がしたいです。
恋愛がしたいというこの記事の読者様へ
映画「君の名は。」を見て、恋愛をしたくなったという方は少なくはないはずです。
でも決まって人は言います。
「僕(私)にはこんな出会いはない」と。
でも、今はテクノロジーが発達した時代、出会いも自分から作れる時代なんですよ。
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