ついにこの日が来ました。
「今、この歳で世界一周をする。」
この目標のために昨年の暮れに会社を辞めることを上司に伝え、春に退職。
それから今日まで少しずつ準備を重ねてきました。
会社の同期からサプライズで送別会のプレゼント。最高の仲間です。
それから予定より少し長く実家にいてしまっていたけれど、この半年の中でMATCHAの仕事に携わらせてもらって行政でプレゼンをしたり、Airbnbを通して初めて自分自身でお金を生み出すということを学んだり、地元に来る外国人の多さや地元の良さを改めて知ったり。
MATCHAオフィスにて社員みんなと
そして何より約7年間離れていた実家に戻り、家族とまた一緒に過ごせたことは何より大切な時間でした。
以前ある記事で、もし実家から離れて一人暮らしをした場合に、一生の中であとどれだけ家族や両親に会えるか試算していたものがありました。
それは、
自分自身が帰省する日数(年)×平均寿命-親の年齢=一生の中で親に会える日数
というものです。
僕の場合は、あまり実家に帰るタイプでもなかったので、計算してみたら残り210日くらいしかありませんでした。
試算上ではまだ何十年も先のことだけど、会える日にちって限られているんだって気付いたら、やっぱり世界一周する前にもう一度家族と一緒に住もうって思ったんですよね。
実家に戻って過ごしたこの約半年間は、やっぱり居心地が良かったなぁ。
親父と初めて一緒に事業について話し合ったり、おかんは相変わらず最高の料理を作ってくれるし、じいさんはちょっとぼけてきてて何度も同じこと聞くし。笑
僕の兄弟はちょっと変わり者が多いんです。
僕には妹が二人いるんですが、二人とも普通の人よりちょっと多く勉強をしてきてて、僕が東京で一人暮らしを始めてからも、実家に住んでいました。長女は今24歳で数年前に東京に出てきて、今年就職。一番下は今年20歳ですが、今年の春まで実家にいて今はアメリカのポートランドで語学を勉強しています。
親からしても今年の春で子供達全員が出て行くはずだったのが、僕がひょっこり東京から帰ってきたんですね。
結局僕が一回戻ったけれど、これで本当に子供たちが全員家を出ました。
おかんに空港で見送られるのはこれが3回目。高校、大学、そして今日。
きっと両親は僕がどんな凄いことを海外でしていようと、まずはちゃんと家に帰ってくることを願っていると思います。
僕は旅先で無茶なこともしてしまうアホなやつなので、心配かけると思いますが、ちゃんと世界を回って無事に帰ってきます。
自分自身と家族、そして応援してくださる友人、恩師、皆様へと約束いたします。
それでは行ってきます。
2015年11月6日
鈴木 太郎
世界で一番最高なおかんと